フィルターの出し方・やり方を解説

 フィルターは、ビートの音をこもらせたり、風が抜けるような音を入れたりします。


以下の発音のビートを使います。

ボ・ボ・カ・ツカツカ・ボ・カ・ツカ×2


まず、「ボ」のバスドラム部分を喉バスに置き換えましょう。

喉で閉じ込めるように唸ります。

鼻からも息は出さず、喉だけで音を鳴らしましょう。


次に、「ボ」から「ツカ」まで全て口を閉じた状態で行います。

音が小さくなりますが、気にしなくてOKです。


ポイント1:ノーワードのハイハット(ツカ)とKスネア(カ)を使いましょう

インワードだと口を閉じて打てないため、ノーワードを使います。


次に、フィルター音の出し方の説明です。フィルター音は、空気のシューっという音です。


下唇の内側と上の前歯をつけます。

そしてシンセサイザーの時のように「にゅ」の口をします。

真ん中に少しだけ隙間を作り、息を漏れさせる要領で吐きます。


ポイント2:ほっぺを膨らませましょう

ほっぺが膨らむほど空気を圧縮し、口から少しずつ漏れ出すようにします。


次に、「い」の発音から「う」の発音まで動かし、また「う」から「い」に戻します。


ポイント3:漏れ出た空気を上唇の内側にぶつけましょう

前歯と上唇の間の隙間に空気を流すことによって、音の立体感や空洞感が生まれます。斜め45度上に出すイメージです。


次に、こもらせたビートとフィルター音を同時に鳴らします。

「い」から「う」に行くにつれて、音や空気の量も絞り込み、圧縮するイメージでやります。


喉バスとハイハットでは息を吐き、Kスネアでは息を吸います。


ポイント4:音の立体感を意識しましょう

ビートの強弱や、音の響かせ方、ポイント3の要素で変わってくる試行錯誤しましょう。


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投稿者:momimaru / 日本一が教えるヒューマンビートボックス


投稿者:Daichi Beatboxer


投稿者:えだまめ【beatbox系ch】


ピッグホイッスルの出し方・やり方を解説

 まず前提として、構音型のホイッスルボイスができないと、ピッグホイッスルを行うことは不可能です。

まずはホイッスルシャウトの響きを作ってからピッグスクイールの口腔の形で響かせてあげましょう。

つまり、ホイッスルを構えてから、ピッグスクイールに移行するのがポイントです。

最初に響きを作ってエンジンをかけながら、その後に口腔の形を整えるという手順を踏まないと、上手く音が作れないはずです。


聞き手からすると、あまりスタートダッシュをしている感じは受けないので、あまり心配しなくて大丈夫です。

日本のバンドでは、ピッグホイッスルを使っているところがほとんどないので、できるようになれば結構目立てるのではないかと思います。

ぜひ、練習してみてください。


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投稿者:MAHONE


ピッグスクイールの出し方・やり方を解説

 ピッグスクイールは豚の断末魔の叫びのような音です。

ピッグスクイールの大きな特徴の一つとしては、響き渡るような倍音があるということです。


共鳴と倍音を介すと、全ての音が、ピッグスクイールというジャンルに分類される形になります。


そのため、ピッグスクイールは非常に広義に渡る音で、これがピッグスクイールですという音は存在しないことになります。


やり方について解説します。


ステップ1:鼻腔共鳴させます

鼻腔共鳴の一番分かりやすい例としては、ハミングです。

声を鼻にかけるような感覚です。

それを歪(ひず)みでやってみてください。

そうすると少しだけピッグスクイールの片鱗が見えてくると思います。


この際、発音は「イ」をオススメします。


ステップ2:舌を丸めます

鼻腔共鳴しきれていない音を、余すことなく鼻腔共鳴させるために、舌を丸めます。

状態としては、舌の裏側が上顎にくっつくような形になります。

これにより、さらにピッグスクイール感が増すはずです。


ステップ3:口の形をタコ化します

共鳴のしやすさは人によって口の形は異なったりするので、タコの形に捉われずに、やりやすい方法を探してみてください。

但し、基本的にはタコの口の形をベースとして、練習を進めれば良いと思います。


ここまでの要領でピッグスクイールが完成します。

フォールスであったり、フライであったり、元となるスクリームが何であれ、この方法で、ピッグスクイールに行き着くことが可能です。


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投稿者:MAHONE


ビーム音の出し方・やり方を解説

 ビーム音は、その名の通り、レーザー光線、ビームが飛んでいくような音です。


ビーム音のキーポイントは、我慢です。


口をある形に持っていき、息を吸った状態をなるべくキープしてあげることで、音がビューンと伸びていきます。


口の形ですが、まずは両人差し指を使って口を横に引っ張りましょう。

その際、斜め下の方向に口を引っ張るのがポイントです。

ムッとしたような表情になるはずです。


次に、音を口の左右いずれかの端から出したいので、力を入れやすい方を探してみてください。


口の使い方ですが、食べ物を食べた時に、手に付いた汚れなどをなめる時のように唇同士を弾けさせるイメージに近いです。

その口の使い方を左右いずれかやりやすい方で行います。


口角を下げる、左右で力の入れやすい方を選ぶ、唇同士を弾けさせる、というように口の形や唇の使い方がとても大切な技です。


あとはピューンという伸びた音を再現するために、さらなるポイントとしては、イメージとして、選んだ側の唇を思いっきり横に伸ばすことです。

その状態をキープしてあげることが大事です。


また、唇を思いっきり横に伸ばしたときは、自然とそこから息を吸いましょう。


我慢がしっかりできるようになれば、あとはしっかりと音が出てくるはずです。

我慢をする際、首の筋肉や唇の筋肉をかなり使います。

なので首筋が痛くなったりすることもあるかと思うので、ゆっくり、休憩しながら練習しましょう。


また、さらなるポイントとして、通常の唇の位置よりも、若干、下唇を上唇の上に乗せるような感覚で取り組みましょう。

その状態で口角を下の方に下げ、音を出す方が、綺麗な音が出やすいです。


ぜひ習得してみてください。


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投稿者:BEATBOX LAB.


投稿者:えだまめ【beatbox系ch】


ハイノイズの出し方・やり方を解説

 ハイノイズは音階をしっかりと当てることができます。

ハイノイズは口から音を出すこともできたり、その音を鼻から通すこともできます。


この音は、前提として喉ベースができないと、なかなか出すことが難しいでしょう。

なので、まずは喉ベースをマスターしてください。


すごく簡単にハイノイズを説明してしまうと、喉ベースの音程を1オクターブ上げてしまえば、ハイノイズになるということです。


その際、喉を締めて音自体を濁らせる感覚を持つ必要があります。

これは喉ベースと一緒です。


高いキーになると、より難しくなるとは思いますが、喉ベースよりも少し強めに締めてあげるイメージでやると良いでしょう。


さらに、口の形を変えることで反響の仕方を変え、音の違いも表現することができます。


喉を締めるのが、なかなか難しいと思うので、あきらめずに練習しましょう。

但し、声帯・喉を痛めやすい技でもあるので、少しでも違和感があれば一旦やめるようにしましょう。

また練習する際も、こまめに水を飲んで、喉を傷つけないように気を付けてください。


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投稿者:BEATBOX LAB.


ノイズサイレンの出し方・やり方を解説

 ノイズサイレンは、2種類の音が融合してできています。

サイレンと喉ベースです。


まずは、各々の技を習得すると良いでしょう。


2つの技をどのように組み合わせるかというと、口の形はサイレンにします。

音の出し方はハイノイズ(喉ベースの応用版)にします。


ハイノイズの音を出しながら、徐々にサイレンの口の形にしていく練習をすると良いでしょう。


サイレン・喉ベース・ハイノイズの3つがしっかりできていれば、音の作り方はそこまで難しくないはずです。


様々な使い方ができ、高音の部分を捉えることができる音は、ビートボックスの中でも貴重な音色なので、ぜひチャレンジしてみてください。


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投稿者:BEATBOX LAB.


ジッパーの出し方・やり方を解説

 ジッパーは高音系のインパクトのある技です。

チャックを閉める時のような音を模している技であるため、ジッパーと呼ばれます。


使い方次第で無限の可能性がある技なので、ぜひ覚えていきましょう。


ジッパーは息を吸って鳴らすインワードの技です。

まず、スタンバイの口の形を作るため、息を吐きます。


ポイント1:細口のストロー一本分くらいの口を開けるようにしましょう

吐く時の口の開き具合を細口ストロー一本分にした状態が、スタンバイの形です。


その形のまま、強く息を吸いましょう。

唇と唇が弁になり、摩擦音が生じるはずです。

この音がジッパーの元になります。


この段階では、とりあえずは擦れた摩擦音が鳴っていればOKです。

この音は、唇全体ではなく、スタンバイの形で作った小さい隙間で出すようにしましょう。


次に発音を変えながら息を吸います。今回は「ウ」から「イ」に発音を変えながら息を吸います。

「イ」に変えていくにつれて、音がどんどん高くなっていくはずです。


発音は0.5秒から1秒間くらいの間で変化させてあげると、良い音が出てきます。


ポイント2:高い音にいくにつれて、唇を締める力を強めましょう

「イ」にいくにつれて唇を強く締めていきます。そうすると、高い音に徐々に変化していき、終わりの音でピタッと止まる風になります。

あとは、お手本の音を聞きながら徐々に精度を上げていきましょう


もし、唇の真ん中で音を鳴らすのがやりづらい人は、少し左右にずらして、やりやすい場所を探しても大丈夫です。


ポイント3:息を吸う位置は一点集中にしましょう

唇全体で摩擦音を出すのは間違いなので注意しましょう。


たくさんのビートに組み込んで練習してみてください。


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投稿者:momimaru / 日本一が教えるヒューマンビートボックス


投稿者:よーーた


投稿者:みおのビートボックス大学


投稿者:BEATBOX LAB.


投稿者:MAHONE


サイレンの出し方・やり方を解説

 前歯を出してタコみたいな顔をしましょう。

ポイントは、前歯と下唇の湿っている柔らかいところをくっつけることです。


その状態で「ウー」と言います。


先ほどの口の形を作っていると、薄い膜ができているような状態なので、こもった音が出るようになります。


その状態で裏声を混ぜ、サイレンを再現しようとしてみると、それっぽい音が出るようになります。


さらにポイントとして、ハミングを同時に出すようなイメージだとより良い音が出るでしょう。「ウー」が若干鼻から抜けているような感覚です。


このような要領で練習すれば、サイレンの音が再現できると思います。


また、サイレンにはノイズと混ぜたような、ノイズサイレンという応用技もありますので、ぜひチェックしてみてください。


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投稿者:BEATBOX LAB.


投稿者:TOMOYA KUWABARA


クリックの出し方・やり方を解説

 クリックは舌先を上顎につけて、舌先に力を入れ、勢いよく内側か外側に弾いて鳴らす音です。

この技はすぎに習得できると思います。


応用技としてのクリックロールは、唇は開けた状態で、舌を縦半分に折って、歯を閉じて押さえます。

上下の顎を使って押さえるイメージです。


折った面を使ってクリックを打とうとしてみましょう。


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投稿者:えだまめ【beatbox系ch】


投稿者:JUN beatbox.


インワードドラッグの出し方・やり方を解説

 インワードドラッグは、無意識で何気なく、息継ぎに使われていることが多い技です。

ビートに疾走感を生み出すことができます。


この技は息を吸ったときの摩擦音を鋭く細く出します。


やり方の解説に移ります。


「パッ」という発音で息を吸いましょう。

勢いよく吸いますが、息が喉に直撃してしまうと、むせやすいです。

そのため、息を当てる位置は上顎の奥辺りの真ん中にします。

そこにぶつかることで、息が分散され、効率よく摩擦音が出せます。


舌の奥を前に出し、上顎と当たる部分の道をストロー1本分くらい開け、細く狭くすると良い音がなります。


ポイント1:唇の使い方に注意しましょう

息を吸うことが先走りすぎると、唇が関係ない発音になってしまいます。

しっかりと唇を使い、少しずつ息を吸うと良いでしょう。


空気の擦れる道をさらに増やしていきます。

右左いずれかの舌・上の歯・下の歯・ほっぺの4方向で、空気の通り道を作ります。


この際、舌のどの部分(表面・側面・裏面)をほっぺ側に向けるかで、違う音を出すことが出来ます。


ポイント2:ケチケチ吸いましょう

息は吸うことも吐くことも、いかにして節約してケチれるかがポイントです。

息を使った分吸うっていう感覚を忘れないようにしてみてください。


肺まで入れ込む深い呼吸ではなく、口腔内や喉くらいまででやり取りするイメージです。


インワードドラッグは2、3回吸って1回吐きます。


左右どちらかから細く息を吸っていたやり方のまま息を吐きましょう。

この時の発音は「ツ」、ハイハットに近い形で吐くようにしていきます。


ポイント3:少し息を多めに吐きましょう

吸いすぎた息を吐くことで調整するイメージで、少し多めに吐きましょう。


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投稿者: momimaru / 日本一が教えるヒューマンビートボックス


投稿者: えだまめ【beatbox系ch】


投稿者: すらぷるため


ハーモニカの出し方・やり方を解説

 ハーモニカの音を使う場面は多くはありませんが、楽器隊などとセッションする時に使えます。

そうすることで、実際のドラムとバッティングせずにハーモニーを奏でられます。


コツ一つ目:裏声でキンキン音を出しましょう

まずは普通の裏声を出します。

裏声を出す時、音を出す方向のイメージは前ですが、それをどんどん後ろにキューっと引っ張っていき、鼻腔や頭蓋骨の裏側あたりに音を当てるようなイメージで音を出してください。


あくまでもイメージではありますが、イメージがとても重要なのがビートボックスでもあります。

この要領でキンキン声ができるようになります。


コツ二つ目:「ファッ」と息を混ぜましょう

空気を一度ほっぺたに入れ、それをフッと吐き出すイメージです。

これを、キンキン声を出す時と同時に行いましょう。


一度ほっぺたに空気が通り、それが前に出ることによって、ハーモニカ―を実際に吹く時の、息の混ざったような音が口で再現できます。


コツ三つ目:口を動かす

声ではなく、唇をパクパク揺らすことで、ハーモニカのビブラートのような音が揺れる点を再現します。


ポイントですが、音程を途中で上下させたりすると、よりハーモニカっぽくなります。

ハーモニカで出すようなニュアンスをよく観察し、しっかりと口でも再現してあげましょう。


ハーモニカに関しては、他のビートの音と比べると正解があるわけではありません。

本当にハーモニカの音に近似させるというよりは、聞いている人がハーモニカの音だと錯覚するように音を奏でていくと良いでしょう。

毎回ハーモニカをしっかりとイメージして音を出さないと、ハーモニカの音にまったく聞こえなくなってしまうので、注意しましょう。


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投稿者:Daichi Beatboxer


ハイハットの出し方・やり方を解説

 ハイハットの音には、大きく分けると2種類の音が含まれています。

一つはオープンハイハット、二つ目がクローズドハイハットです。


ドラムセットではシンバルが2枚重なっていますが、シンバル同士の間隔を開いた状態でバチを叩いて出る音がオープンハイハット、閉じた状態のままバチで叩く音がクローズドハイハットシンバルです。


まずはオープンハイハットから説明します。


ポイント1:息だけで「ツ―」と発音しましょう


ポイント2:口を横に広げて「ツ―」と発音しましょう

大げさにやると口は「イ」の形をした状態だけど、発音は「ツ」にします。

口を縦に開くと音が低くなり、横に開くと高くなる原理から、音が少し高くなり、シンバルのような音になります。


ポイント3:息を上に向けて吐きましょう

前に息を吐くのではなく、上に向けて吐きましょう。

ハイハットは金属音なのでなるべく高い音を出しましょう。

上の方に吐くと、空気が前歯の方に当たって出るので、より高い音が出ます。


オープンハイハットは、叩いた瞬間の音が一番大きく、その後は響きながらも音が徐々に小さくなっていきます。


ポイント4:デクレッシェンドをしましょう

最初のシンバルを叩く瞬間に一番ギュッと閉まっていて、後半にかけてそれが解放されていくイメージです。


次にクローズドハイハットです。


ありがちなパターンは、力みすぎてしまうことです。その原因は、肺から息を吐いてしまっていることにあります。

口の中にある空気だけを吐いて音を出しましょう。


5.息を吐き切ってからやってみましょう

肺から吐かずに、口の中の空気だけで行う感覚を掴むために、息を吐き切ってから行いましょう。


6.「ツァ」と発音しましょう

「ツ」よりも「ツァ」の方が良い音が出ます。


どんな上級者のビートボクサーでも必ず使う音なので、ぜひマスターしましょう。


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投稿者:Daichi Beatboxer


投稿者:ボイパニキ


投稿者:KIYOZObeatbox


投稿者:BEATBOX LAB.


投稿者:よーーた


トランペットの出し方・やり方を解説

 トランペットは、口からトランペットの音を出すという技です。

トランペットが出来るだけで、すぐに曲が演奏出来てしまいます。


自分の好きなメロディを奏でることができ、すぐにビートボックスが楽しくなります。

難易度は高くなく、初心者にもやさしい技なので、ぜひ覚えていってください。


やり方の説明をします。

まずこの音は、口の端っこを使って出す音なので、右か左、好きな方を決めてください。


今回は、右側で説明します。

決めた方の口で、息をふーっと吐きます。

その際、口の端はストロー1本分くらい開けてやるのがベストです。


次に、息の吹き方を変えます。

今度はぷぅーっと吐きます。

なので、トランペットの発音は「ぷ」になります。


トランペットは、思っている以上に、息を強めに出す必要があります。

唇が振動するくらいでOKです。


ここに声を混ぜましょう。


ポイント1:できる限り唇の端っこに声をぶつけるようにしましょう

唇の端っこに声をぶつけるだけで、劇的に音が変化する人もいます。


ポイント2:音程を区切りましょう

一音一音、区切って出すことで、トランペットっぽい音が出やすくなります。


ポイント3:トランペットになりきりましょう

トランペットになりきる意識が実はとても重要です。多くの人は、恥ずかしがってしまいますが、恥は捨てましょう。

実際のトランペットの細かい演奏の仕方、クセを観察し、少しずつ寄せていきましょう。


トランペットの音をイメージしつつ、演奏者になりきってやってみましょう。


習得が早い人だとその日のうちに、遅くとも1,2週間練習すればそれっぽい音になっていくはずなので、ぜひトライしてみましょう。


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投稿者:momimaru / 日本一が教えるヒューマンビートボックス


投稿者:Daichi Beatboxer


投稿者:みおのビートボックス大学


シンフォニーの出し方・やり方を解説

 シンフォニーは世界各地で呼び名は異なりますが、日本ではシンフォニーと呼ばれることが多いです。

前提として、シンフォニーの音は、シンセサイザーの音によく似ています。


シンセサイザーは歯を使うのに対し、シンフォニーは歯を使わずに、唇だけで振動させる技です。


まず、口笛の低い音を出します。この時の発音は「お」です。

すると口の中に空洞ができますが、この口の形がスタンバイ状態です。


口の小さな隙間に声を振動させて鳴らすのがシンフォニーの音になります。

音の出し方は、下に引っ張るように音を出します。


声は裏声よりも地声の方が声を引っ張る感覚が掴みやすいです。

あくびの口の動きで、体の奥へ声を引っ張り、振動させるイメージを持ちましょう。


「うぉぉお」という感じで、発音し、唇の隙間に声を振動させましょう。


短く切った音だけでは未完成なので、1秒くらい、長く声を引っ張れるように練習しましょう。


ポイント1:100%口から声を出しましょう

鼻をつまんでもできる技です。鼻から声が抜けないように、鼻をつまんで練習するのもよいでしょう。


ポイント2:軽い咳のような感じで喉を使うといいでしょう

音の始めの部分で、かるーい咳のような感じで息を出し、アタックを付けてあげてから声を伸ばすと良いです。

但し、やさしくトントンくらいに押さえないと、単発の音になってしまうので、耳では聞こえない程度の軽い咳で最初の音を出すと良いでしょう。


シンフォニーは長く音を出せない技で、自由自在に長く出せる音ではない上に、短くても長くてもダメなので、使いどころには注意しましょう。


今回のやり方を参考にしながら、自分なりの音が出しやすいやり方を探してみてください。


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投稿者:momimaru / 日本一が教えるヒューマンビートボックス


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投稿者:MAHONE


投稿者:えだまめ【beatbox系ch】


シンセサイザーの出し方・やり方を解説

 シンセサイザーの音はサイレンの音ともすごく似ています。

原理は全く一緒です。

ニュアンスが微妙に違うので、シンセサイザーとして使っています。


まずサイレンができてからの方がやりやすいので、サイレンから説明します。


まずは裏声を普通に出しましょう。


次に、口をタコみたいな形にします。上の前歯と下唇がかぶさるようにしましょう。

その状態で裏声を出してみましょう。


また、ポイントですが、裏声は、鼻と口、両方から同じくらいのバランスで出しましょう。


その際のポイントとして、鼻濁音を出しましょう。

舌の奥側だけを使って「なにぬねの」と発音してみると、鼻濁音を出すことが出来ます。


この鼻濁音が鳴っている状態で、裏声が、鼻と口からバランスよくでるようになります。

習得には少し時間がかかるかもしれません。


そこまでできたら、タコの口の形で、裏声を出し、鼻濁音で「なにぬねの」を発音してみましょう。

これで恐らく音が鳴ると思います。

上手く音が鳴らない人は、歯と唇をしっかりくっつけることを意識しましょう。


鼻濁音が完全にできるようになれば、「ぬぐぬー ぬぐぬー ぬぐぬー」や「ぬぐぬぐ ぬぐぬぐぬー」と発音することで、様々なリズムを作ることが出来ます。


ここまでがサイレンのやり方ですが、シンセサイザーは、歯と唇ではなく、歯と舌をくっつけることで行います。

舌を使う理由は、下唇よりも舌の方が動かしやすいからです。

そのことによって、シンセサイザーの方が、微妙なニュアンスをつけやすくなります。


鼻濁音を合わせることで、シンセサイザーっぽい音を出せるようになります。サイレン、鼻濁音が鍵になるので、先に習得し、その後シンセサイザーを練習しましょう。


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投稿者:Daichi Beatboxer


投稿者:momimaru / 日本一が教えるヒューマンビートボックス


投稿者:みおのビートボックス大学


サンバホイッスルの出し方・やり方を解説

 コツ一つ目:舌を巻きましょう

上顎に対して、舌をクッと後ろの方に巻きます。この際、舌の両端だけは上顎にくっつけ、舌の真ん中だけ、上顎にくっつけずに隙間をつけます。


これで舌の形は完成です。


コツ二つ目:できた隙間に息を吹き込む

息を吐くではなく、吹くという感覚で取り組みましょう。

口笛と近く、吐く感覚ではなく、吹く感覚です。


口の中で笛の形を作って吹いているイメージです。

空気の当てる位置、空気の当てる量、舌先への集中度など試行錯誤しながら、良い音が鳴る具合を探してみてください。


コツ三つ目:低い声を混ぜる

笛を吹きながら、声も出せます。

サンバホイッスルの場合は、なるべく低い声の方が鳴りやすいです。

笛の音色の高さと声の低さの差があればあるほど、音が振動しやすいです。


笛と声への力の入れ具合の割合などは、試行錯誤する中でコツを掴んでみてください。


コツ四つ目:音の初めに唇を同時に破裂させましょう

こうすることで、アタックが強くなり、ビートに混ぜたときにもやりやすいのでおススメです。


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投稿者: Daichi Beatboxer


投稿者: TOMOKIN - Ryota Tomogane -


投稿者: TV Yuyan


サックスの出し方・やり方を解説

 サックスはアタックが強いのが利点なので、ビートと一緒に出しやすいです。あとはEDM等によく合います。

一緒にベースも出せるので、すごい音になります。


弱点としては、まったりした曲調には合いません。

発音は「へぅ」です。


まず鼻と喉の間くらいから、湯船につかる時に「ハァ」と漏らす時のような脱力感をもって、「へ」で発音することです。

「へぇー」となります。さらに、喉を少し閉めると良い感じの音になります。


この「へ」の音が出るようになったら、次は「う」の部分でシンセサイザーの音をくっつけます。


「へ」と「う」を交互にやりますが、徐々に切れ目を短くしていき、合わせていきましょう。

完成形は、「へ」の発音をする時にはシンセサイザーの口になっており、「う」の時に口が少し前に出ます。


ここまでが発音の説明で、次は出し方を説明します。


「へぅ」の音を出すには、お腹の使い空がとても重要になります。

音を出すときにお腹がへこむはずです。

サックスっぽさを出すために、「へ」の段階で若干シンセサイザーを出しましょう。お腹は若干へこみます。

その後、切れ目がないように、「う」の音を出します。


お腹から口まで一本の線を通しているような空気の使い方になるはずです。


「へ」で響かせて出す際と、「う」で抜け感を出す際に、腹筋を使ってバランスを整えましょう。


ベースも混ぜてやれば、よりサックスっぽくなります。


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投稿者:YOUBOX


コンガの出し方・やり方を解説

 コンガは迫力のある技で、単発で使うにももってこいです。


やり方です。

まずは舌を巻きましょう。

上顎のカーブに舌の先ではなく、先のちょっと裏側をつけます。

カーブの形に沿って、舌を巻いてつけてあげます。

綺麗に巻いたら、横サイドに隙間ができないように密閉してください。

鼻をつまんで息を吸ったり吐いたりして、息が通るようであれば、密閉できていません。


ポイント1:舌で空気の球を包み込むようにしましょう

大体メントス1個ぐらいが余裕で入るぐらいの空気の球を包み込むように舌を巻きましょう。


ポイント2:上顎を下ろしましょう

上顎で舌をつぶしてあげ、空気を包み込んだ舌を上顎と、下顎でサンドウィッチしてあげるイメージです。


この状態で息を軽く吐こうとしてみてください。密閉ができているので、息は外に出ないと思います。

吐こうとする力の圧力がかかり、空気が出たいのに出ない状態がキープされます。


その状態が溜めのモーションです。そこから、舌先だけ力を抜きます。

溜めのモーションがしっかりできており、アウトワードの圧力がかかっていれば、舌先は勢いよく前にポンッと弾かれるはずです。


ポイント3:音が鳴ったら息を止めましょう

ポンッと弾けた時に、「ポッ」という音が鳴ると思います。

弾くと同時に息を吐くのもやめて、溜めのモーションも解放しましょう。


これらすべてのタイミングが重なった時に、コンガの音が綺麗になります。


ポイント4:腹から息を吐かないようにしましょう

腹から息を吐くと、途中で止めるという制御が効かなくなります。

喉の力を使って空気をつぶして前に押し出すようにすると、無駄な空気を使わずに、アウトワードの圧力を出せるようになります。


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投稿者:momimaru / 日本一が教えるヒューマンビートボックス


投稿者:Daichi Beatboxer


投稿者:よーーた


オープンハイハットの出し方・やり方を解説

 ハイハットは、2つのシンバルがくっついた状態のものを叩く楽器になります。

シンバルが互いにくっついている状態だとクローズハイハット、シンバルの間が空いている状態だとオープンハイハットと呼びます。

これにより、叩く音が変わってきます。


オープンハイハットは、リズムの終わりなどに使います。単体でビートの中に入れるのにはあまり向いていません。

オープンハイハットは10分あれば習得できるくらい、簡単な技です。


オープンハイハットのやり方を説明するにあたり、まずは、クローズハイハットのやり方から説明します。


「ツ」という音を発音してみましょう。「ツ」という音は、声帯と舌を使って出しているはずです。

喉の声帯は止めた状態で、「ツ」と発音する時の舌の動きだけで、音を出す練習をしてみましょう。


そうして出た「ツ」の音を、勢いよく、一瞬だけ「ツ!」と出してみましょう。出した音はすぐに止めます。

最初の内は息を止めることで、止めようとしてしまいますが、慣れてくると、鼻で息を出しながら音を止めることができるようになるはずです。


ハミングビートにつながる技なので、なるべく呼吸をしながらできるように練習しましょう。


また、発音は「チ」に変えると硬めの音になり、「ツァ」にすると呼吸をしやすいメリットがあります。通常のハイハットと同じやり方なので、練習してみましょう。


ここから、オープンハイハットの解説に入ります。


「ツ」と発音するのを、伸ばして「ツー」と発音しましょう。

息を思いっきり出して、少し強めに「ツー!」と言いましょう。

そうすることで、オープンハイハットの音を出すことができます。


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投稿者:cortisトータルビューティー


ヴァイオリンの出し方・やり方を解説

 ヴァイオリンの音にめちゃくちゃ似ているというよりは、ヴァイオリンっぽさを口で表現する意識で取り組むと良い技です。


コツ一つ目:裏声でキンキン声を出しましょう

キンキン声を出すには、喉の前の方のあたりをグッと狭めて喉を絞るような感じにしてみてください。

普通の裏声が、喉が全部開いている状態だとしたら、キンキン声は喉の前側をグッと上げて、喉の前側あたりで声が鳴り響くように意識します。

太い声を出すよりは、ペラッペラな声、へばりつくような声をイメージすると良いでしょう。


コツ二つ目:オペラ歌手のような発声をしましょう

先ほどは喉の前をグッと上げて閉めると説明しているので、矛盾しているようですが、実は、喉を閉めながら喉を開く必要があります。

喉の前の方は閉めますが、喉の後ろの方は開くというイメージです。


一旦、キンキン声は忘れて、裏声でオペラ歌手のような声を出してみましょう。

太い裏声が出るはずです。この声と、キンキン声の中間の音を出すようなイメージで、喉の前をグッと閉めることで、音色を変えることが出来ます。


コツ三つ目:唇を軽く噛みましょう

ヴァイオリンをやる時の唇は、下唇が後ろ(内)側にクッとくるようにしています。ヴァイオリンの弦と弦が擦れる時の細かい音を唇で再現するためです。


音自体が本当に似ているかよりも、自分はヴァイオリンを弾いているんだと、自分で錯覚するくらいのイメージをしてみましょう。


参考解説動画

投稿者:Daichi Beatboxer