巻き舌という技術は、あまりの難易度が故に、過半数のビートボクサーができません。
巻き舌にはアウトワードとインワードがあります。今回は、アウトワードの説明です。
巻き舌は万能かつ最強技です。例えばヒカキンさんがやるバブルスクラッチは、巻き舌の応用技で、巻き舌は様々な技に応用ができる技です。
まず、舌先だけが上顎にちょんって着くような形で舌を巻きます。
その状態で声を出すと、舌が小刻みに揺れ"rrrr"の巻き舌の音が出ます。
舌を巻き、声と同時に結構多めの息を吐きます。
このようにして、継続して巻き舌の音を出せるようにします。
ポイント：スーパー超絶リラックス状態で行います
舌を上顎に当てながら小刻みに揺らすには、必要最低限の力で舌先が上顎に付くことを意識しましょう。
ギリギリ上顎に当てることをキープできるほどの状態まで、力を抜く必要があります。
力をちゃんと抜くことで、舌が空気で振動するからです。
このようにして出る音は「ロールサウンド」と言いますが、まずこれをできるように練習してみてください。
次に、ここから声を抜いていき、息だけでロールができるように練習していきます。
声を抜くことで、力加減がより難しくなっていきます。
声の補助がなくなるので、力加減をより繊細に扱う必要があります。
声を抜くことの利点は、振動のみが強調されるため、低音の迫力だけを残すことができます。
ここまで習得するとバベリロールやＯＤベースなど、様々な技に応用することができます。
