ダブルリムの出し方・やり方を解説

 ダブルリムは、リムを2回連続鳴らす技です。

世界的にも人気な技です。


前提として、リムができるようになる必要があります。

リムは、少し内側に「カッ」と弾く技です。


リムの中にも種類があって、基本的にはほぼノーワードの技です。

アウト寄りとイン寄りの2種類がありますが、どちらも弾いて鳴らす音です。


「か」と発音する際、舌奥と上顎の奥が当たると思います。

アウトワード寄りのリムでは、その位置で、声は使わずに、「カッ」と弾きましょう。


肺から出てくる空気を、舌奥と上顎の奥が当たる部分でしっかりと止めましょう。

空気を出そうとしても、そこで力が溜まっている状態をキープします。

その力が入った状態を利用して「カッ」と弾くと、しっかりした音が出やすくなります。


インワード寄りのリムでは今度はそれを逆にします。

アウトでは空気を吐く方向の力を使ったものの、次は吸う方向の力で鳴らします。


先ほどと同じ位置で、今度は吐く力ではなく、吸い込む力を止めます。

これがいわゆる力の圧縮です。この状態から、力を解放して、「カッ」と弾きます。

これを瞬時にパパッと切り替えてやりましょう。


力を入れっぱなしにするのではなく、音が鳴る瞬間だけ力を入れましょう。


ポイント1:力の解放時に息を吸わずに弾きましょう

力の圧縮から解放する際、吸う力に頼らずに弾くことにより、力強い音なのに、肺のキャパをほぼ使わずに鳴らすことができるようになります。


今、真ん中で弾いていると思いますが、今度は口の左右いずれかの端で同様の理屈で鳴らします。


ここからがダブルリムの打ち方です。やり方はシンプルです。


真ん中でリムを打った後に、左右いずれかでリムを打ちます。

そして、それらを打つ間隔をどんどん詰めて短くしていくと「カカッ」と綺麗に切り替わるようになっていきます。


ポイント2:ワンストロークで打ちましょう

一度の発音で2回弾くイメージで素早く切り替えて打ちましょう。


通常のビートに1回で入れていた位置に2個の音を「カカッ」と入れることも可能になります。


ぜひ練習してみましょう。


参考解説動画

投稿者:momimaru / 日本一が教えるヒューマンビートボックス